【保存版】オーストラリア ETA ビザ申請 エアビを使う人

こんにちは。

音楽家のこうたろうです。

今回はCuranz Soundsにて、アボリジニー文化デジュリドゥの調査のためにオーストラリアに向かうため、ビザの申請をはじめとした準備をシェアします。

オーストラリアはパスポートを取得して終わり・・・ではないので注意。

事前にアプリでビザの申請が必要になります。

オーストラリア渡航の準備

今回、パスポートが切れて3年ほどになるため、新規でパスポート申請から始めました。

ビザの申請部分だけでいいという方はここはスキップしてください。

パスポート事情

パスポートは5年と10年が選べるのは変わらずです。

印紙代も変わらず大人16000円です。

ただし昨今更新はマイナンバーで電子的に行えるそうで、次回更新時は自宅で完結できます。

旅券事務所に行くのはこれで最後でしょう。

また、申請は代理で行うことも可能です。

今回は仕事の関係で妻に代理で申請にいってもらったのですが、委任状(ダウンロードできる)に委任状を書いて、忘れてはいけないのが、パスポートの申請書のサインの箇所。

ここは忘れがちなので自署でのサインが必要な欄が申請書の中にあるということを覚えておきましょう。

申請は本人不在で可能ですが、受け取りはなにがなんでも本人が受け取りに行く必要があります。

パスポートの写真に最適なアプリ

申請に使う証明写真は昔だったらだいたい700円〜1000円ほどかかる印象でした。

神戸の場合は旅券事務所の近くにも写真屋さんがあってそこで撮影したらだいたい1500円くらいかかると思います。

ただし、今はスマホの時代。

スマホで撮影して、コンビニで印刷すればOKです。

アプリは有料のものがほとんどで無料と謳っていても印刷するなら(透かしを取る)なら有料など、わかりにくいものが多いですが、履歴書カメラ というアプリであれば完全無料で証明写真を撮影可能。

セブンイレブンで印刷して80円で済みました。

ただし、パスポートの規定をしっかりと読んでください。

特に頭上頭の部分は髪の毛が逆立っていたりすると、余白が足りないと取り直しになる場合もあります。

めんどくさがりな方は素直に写真屋さんで!

Australia ETAの申請

ETAとは、Electronic Travel Authority(電子渡航認証)の略称です。オーストラリアへの渡航を希望する一時的な訪問者が必要とする電子渡航許可証です。

主な点は以下の通りです。

  • 旅行目的がビジネス、観光、親族訪問などの一時的な滞在の場合に申請が必要
  • 有効期間は発給日から12か月以内で入国できる回数に制限はない
  • ETAは渡航前にオンラインで申請し、承認を受ける必要がある
  • 料金は20オーストラリアドル程度で、支払い方法はクレジットカードなど
  • 取得にあたり書類の提出は不要だが、パスポートの残存期間など条件がある
  • ETAは入国時に税関で確認されるので、渡航前に取得が義務付けられている

一時的な旅行目的であれば、多くの外国人がこのETAを取得することで簡便にオーストラリアへ入国できます。渡航前の申請が必須なので注意が必要です。

支払いに20オーストラリアドルが必要になります。

iPhoneの場合はApple Payでそのままスムーズに決済できる(Androidでもおそらく簡単にできる)ようになっていますが、Apple Payで請求先住所を明記していなかったり(それでも日本国内であれば決済できます)Apple Payを普段使っていない方はクレジットカードの登録をしておくと便利です。

各種アプリストアでAustralia ETAと入力し、アプリをダウンロードして申請します。

ポイントは3つ

  1. 犯罪歴がないことの申告y
  2. 滞在先が決定していることの証明
  3. パスポートとの照合

基本的に指示に従って入力していけばOKです。

住所等も英語表記でOK。

ちょっとネックになるのが、パスポートの照合。

写真を撮影して、パスポートのIDを読み込ませるのですが、これがエラーが多い。

エラーばかりでなんどもやり直しをさせられますが、これはスマホの性能にもよりますので、例えばカバーを外して再トライするなど根気よく続けてください。

滞在先がエアビの場合

最近だとホテルではなく、Airbnbで滞在するという方も多いのではないでしょうか。

筆者もこの度の旅では、全行程でAirbnbを利用しました。

オーストラリアのETAでは、滞在先の住所と連絡先が必須となります。

ホテルの場合はホテルの住所と電話番号を入力すればOKですが、Airbnbの場合は電話番号がわからないということがあるかと思います。

Airbnbのシステムを確認したところ、Airbnb内部の電話システムを使ってホストと連絡をとることを推奨されています。

そのため、電話番号をホストに確認する必要があります。

その際は、オーストラリアETAに必要なので電話番号が欲しいと伝えればオーストラリアの方は慣れていますのですぐに教えてくれます。

We need to apply for a visa to travel to Australia.
Please provide us with your landline phone number or your contact number to fill out your Australian ETA.

こんな感じでメッセージ送ったら数時間以内に返信してくれました。

スーパーホストなどになっているような優良ホストの方であれば断ることはまずありえないと思いますのでスムーズに教えてくれるでしょう。

筆者の場合も、固定電話は残念ながら設置していませんが、私の携帯番号でよければ登録してくださいと連絡をいただきました。

このやり取りで連絡先を開示できないホストはトラブルのもとですので、予約を見直すということも検討するべきでしょう。

また、Airbnbのよくある質問でも、電話番号が必要な際はホストに直接聞いてくださいとありますので、Airbnbの電話システムを絶対使ってくださいという姿勢ではありません。

ちなみに面倒だからと自分の電話番号を入力しても進めない(日本の番号)ようになっています。

許可までにかかる時間と使用方法

オーストラリアのETAの発給にかかる日数ですが、通常は即時~数時間程度で発給されます。

具体的なETAの発給スピードは以下の通りです。

  • オンライン申請した場合: ほとんどの場合、申請から即時または数分以内に発給される。審査に時間がかかる場合でも数時間以内に発給が完了することが多い。
  • 渡航代理店や旅行会社を通して申請した場合: 申請から発給まで1営業日程度を要することがある。
  • 郵送で申請した場合(稀): 発給までに数日~1週間程度の日数を要する可能性がある。

つまり、オンライン申請が最も早く、自身でインターネット上で直接申請を行えば、数分~数時間程度で発給が完了するのが一般的です。

ただし、申請内容に不備があったり、追加の確認が必要な場合は発給に時間がかかる可能性もあります。

できるだけ余裕を持って申請するのがベストでしょう。

申請時にくるメールには最大72時間と記載されていますが、筆者の場合は、10:35分に申請完了のメールが到着し、10:35分に許可証が届きました。

それくらいのスピード感です。

PDF資料を読んでおいてくださいと書いていますが、英語です。

一応翻訳を掲載しておきますね。

オーストラリアETAの許可証を翻訳

このPDFの内容を翻訳します。

親愛なる〇〇(あなたの名前)さん

電子渡航認証(ETA、サブクラス601)の申請が〇〇年〇〇月〇〇日に許可されました。

お客様のETAは自動的にパスポートにリンクされています。

パスポートの有効期限が切れる前にオーストラリアへ渡航する場合、または下記の個人情報がパスポートの情報と異なる場合は、新しいパスポート情報を使って新たにETAを申請する必要があります。

そうしないと、オーストラリア入国時に遅延が生じるか、入国が拒否される可能性があります。

オーストラリア渡航に関する重要な情報 オーストラリア政府はCOVID-19パンデミックへの対応として、いくつかの措置を実施しています。

これらの措置については、ウェブサイトで定期的に最新情報が更新されています。

渡航前に、現在の対応措置を covid19.homeaffairs.gov.au でご確認ください。

申請ステータス 電子渡航認証(ETA、サブクラス601) 許可

ここに申請時の情報が記載されています

この電子渡航認証(ETA、サブクラス601)の各条件の説明は以下の通りです。

いつでもVisa Entitlement Verification Online (VEVO)サービスでこれらの条件を確認できます。

上記の各条件の前にある4桁の番号は、VEVOでこのETAに適用される条件を特定するために使用されます。

ビジネス訪問者の活動(ビザ条件8115)
ETAではオーストラリアで就労することは違法です。

ETAの資格では就労する権利はありません。

ビジネス問い合わせ、契約交渉、会議出席などのビジネス訪問活動のみが認められています。

最長3か月の留学(ビザ条件8201) 3か月を超える留学はできません。

結核のない状態(ビザ条件8527) オーストラリアへの渡航および入国時に、結核に感染していないことが条件です。

有罪判決なし(ビザ条件8528) オーストラリアへの渡航および入国時に、合計12か月以上の実刑判決を受けた有罪歴があってはいけません。

家庭内暴力、性的暴行、強制結婚に関する情報パック オーストラリア政府は、家庭内暴力、性的暴行、強制結婚に関するオーストラリアの法律、および重要なサービスと緊急連絡先についての情報をまとめた家族安全パックを作成しています。

この情報は www.dss.gov.au/familysafetypack でご覧いただけます。

というわけです。

就労について

さて、筆者は元々ジャズピアニストでした。

ジャズの業界のことはよく知っていますが、就労については注意です。

例えばどこかのライブハウスに遊びに行って、飛び入りでジャズセッションやライブに参加したり、現地の音楽仲間と一緒にライブハウスに出演する際もチャージバックやドリンクを奢ってもらうのは注意しましょう。

ライブ情報はネット上でも記録に残りますし、現地のミュージシャンは何の気なしにチャージバックを渡したとしても私たちと同じようにちゃんと税金の申請をしているわけです。

普通にこういう就労に関する違法行為はばれたりしますし、海外で同様のケースでトラブルになっていた音楽仲間も何人か知っています。

手に職を持っている方や芸能関係の方は軽い気持ちで友情出演して思わぬトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。

オーストラリアに持ち込める食材

禁止される食品・食材を分る範囲で記載しておきます。

必ずご自身でもチェックしてください。

  • 生の肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
  • 生の魚介類
  • 生の卵類
  • 生の乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)
  • ハチミツ類
  • 新鮮な果物や野菜
  • シードやナッツ類
  • ハーブやスパイス
  • 穀物や米
  • 植物や植物の一部(種子、球根など)
  • 動物製品(皮革製品、骨などを含む)
  • 缶詰や瓶詰め食品(熱処理されていないもの)

一部例外がありますが、基本的に生物由来の食品は厳しく規制されています。

許可される食品:

  • 工場で包装された乾燥食品
  • 缶詰や瓶詰め食品(適切に熱処理されたもの)
  • 一部の加工済み肉製品(ハム、ソーセージなど)
  • 菓子類

持ち込む際は、ビニール袋や密閉容器に入れて検疫官に申告する必要があります。

規制違反の場合は没収や罰金が科される可能性があります。

オーストラリアの生態系を守るため、食品持ち込みルールを徹底することが重要とされています。

昔世界丸見えでも定番のコーナーだったように、オーストラリアの入国は食品に関して非常に厳しい規則があります。

筆者はもう面倒なので食べ物は一切持ち込みませんでした。

その他注意するべきこと

オーストラリア旅行での主な注意点は以下の通りです。

  1. 日焼け対策 オーストラリアの日差しは非常に強く、特に真夏は気を付ける必要があります。日焼け止めクリームを塗る、長袖を着る、帽子をかぶるなどの対策が不可欠です。
  2. 危険な生物 毒を持つ動物が多数生息しています。特に有毒種のクモやヘビ、サソリ、ウニなどには十分注意しましょう。絶対に素手で触れないようにしてください。
  3. 砂漠の渡航 内陸部の砂漠地帯では、十分な水分補給と日除け対策が欠かせません。遭難に備え、GPSや無線機の携行も推奨されます。
  4. 海水浴の際の安全対策 強い潮流や急な深みに注意が必要です。現地のビーチパトロールの指示に従い、危険標識のある場所は絶対に近づかないようにしましょう。
  5. 両替とクレジットカード レートの有利な場所で少額の現金を両替し、多額の支払いはクレジットカードで行うのが賢明です。
  6. 渡航先での最新情報の確認 現地のニュースや政府発信の情報に注意を払い、天候、治安状況、規制などの変化に適切に対応しましょう。

事前の下調べと現地での十分な注意力が、トラブルを避けるカギとなります。

オーストラリアの自然の魅力を最大限楽しむためにも、安全対策はしっかり取っておきましょう。

期限切れのパスポートを有効活用する方法

今回パスポートの有効期限が切れていたので新しくしましたが、旧パスポートは返還しなくてもいいそうです。

パスポートは国からレンタルしているもので、更新の際は返さないといけないと勘違いしていましたが、どちらでもいいと案内をもらいました。

期限切れのクレジットカードと共に妻は処分しようとしていましたが、こういうものは取っておいてください。

強盗対策です。

オーストラリアは治安がいいとはいえ、海外ですので何が起こるかわかりません。

強盗にあったときに渋々差し出す財布を用意し、そこにリアルな現金とパスポートや期限切れのクレジットカードを入れておきましょう。

パスポートやクレカが入っているとさすがにどんなにアホな強盗でも必ず納得してくれます。

この辺りは筆者がアルゼンチン人との仕事が多かったための必要以上の警戒かもしれませんが、備えあればなんとやら。

アルゼンチン旅行に関しては筆者が管理している青いタンゴ礁でビザの延長や滞在方法など詳しく紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

日本一詳しい南米アルゼンチン情報「青いタンゴ礁」